日銀利上げで沖縄も『固定型』急伸、なぜ変動型と並んだのか
住宅ローン 固定型人気 県内契約数増 日銀利上げで 変動型と同程度に - okinawatimes.co.jp(8月18日, okinawatimes.co.jp)
この記事の要約
日銀が政策金利を引き上げたことで住宅ローン金利も上昇し、沖縄県内では固定金利型の新規契約が増えていると報じられました。これまで金利の低さから圧倒的に人気だった変動型に対し、固定型の契約が同程度まで伸びているのが特徴です。 背景には、変動型の金利先高観(今後さらに上がるのでは、という警戒感)があります。長期間金利が変わらない安心感を求める層が、金利差の縮小を受けて固定型を選び直しているとみられます。 記事は有料部分が中心で詳細な数値は限られますが、全国的な金利上昇局面の縮図として、地方市場でも借入姿勢が変わり始めたことを示す動きといえます。
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ニュースで『固定型が人気で、変動型と同じくらいの契約数になった』とありました。これって、そんなにすごいことなんですか?
実はかなり大きな変化です。日本の住宅ローンは長年、7割前後が変動型と言われるほど『変動一強』でした。
理由は単純で、変動型のほうが金利が低く、毎月の返済が安く済んだからです。その変動型と固定型がほぼ並んだというのは、借りる人の心理が明確に変わったサインなんです。
なぜ日銀が金利を上げると、固定型に人気が移るんでしょうか。安いなら変動型のままでよさそうなのに。
ポイントは『これから先の不安』です。変動型は名前の通り、金利がその時々で動きます。日銀が利上げ(=政策金利を上げること)を進めると、変動型の金利も将来上がる可能性が高まります。
一方、固定型は最初に決めた金利が長期間変わりません。多少高くても『返済額が読める安心』を買う人が増えた、というわけです。天気が崩れそうなら、少し高くても丈夫な傘を選ぶ感覚に近いですね。
でも固定型は元々金利が高いイメージがあります。なぜ今、選ばれやすくなったんですか。
理由は金利差が縮まったからです。以前は変動と固定で差が大きく、固定は割高に感じられました。
ところが金利上昇局面では、変動型のほうが先に将来の上昇を織り込みにくく、両者の差が小さくなる場面が出ます。差が小さいなら『安心を取ろう』と考える人が増える。これが今回の並走の正体です。
これは全国どこでも同じ動きなんでしょうか。それとも沖縄ならではの事情がありますか。
基本は全国共通の動きで、沖縄はその縮図と見るのが妥当です。金利は日銀の政策が起点なので、地域差は本質的ではありません。
ただ沖縄は所得水準や共働き世帯の状況など、家計の余力に地域特性があります。返済額の変動に耐えにくい家計ほど、固定型の安心を重視しやすい面はあると考えられます。
賃貸の現場には関係なさそうにも思えますが、影響ってありますか。
大いにあります。金利が上がると、これまで『買ったほうが得』と背中を押されていた層の一部が、購入をためらい賃貸にとどまるからです。
つまり金利上昇は、賃貸需要を下支えする方向に働きます。売買と賃貸は水面下でつながっているんです。
エージェントとしては、この話をどう接客に活かせばいいでしょうか。
まず、お客さまに『変動か固定か』を自分ごととして考えてもらう材料として使えます。返済額が読めることの価値を、金利上昇局面の今だからこそ具体的に説明できます。
購入検討客には『固定で総返済額を試算した比較表』を示すと信頼されます。賃貸客には『今は無理に買わず様子を見る選択もある』と誠実に伝えることが、次の売買相談につながります。
数字が有料記事で見られない部分もありますが、それでも語れることはありますか。
はい、正確な契約割合は記事の有料部分次第ですが、『固定と変動が並んだ』という事実だけで十分に話せます。数字を断定せず、傾向として語れば誤りません。
最後にエージェントの差別化として一言。多くの担当者は物件の話しかしませんが、あなたが『金利がお客さまの家計と選択にどう効くか』まで噛み砕いて語れれば、それだけで頼れる相談相手として選ばれます。金利トークは、今こそ最強の武器です。
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